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輸入切花専門商社 株式会社クラシック

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CLASSIC スタッフブログ Vol.173

2023.10.30

このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。

今週のブログは営業本部より西森お届けします!

どうぞお楽しみください!


営業本部西森です。

コロナ明け後、ありがたいことに海外に行く機会がまた増えていて、とっても刺激的な一方、ちょっとお疲れ気味で、先週は初コロナになってしまいました。

 

■大きくて元気な花業界(中国)

先日、中国昆明に行く機会がありまして、市場や生産地など色々と現地の方にご案内いただく機会に恵まれました。

市場は、ネットでも買える大きなせり市場がある一方、多くの生産者さんと多くの仲買人の方々が一同に集まる巨大相対市場もあります。

この相対市場、とにかく人の数と花の量に圧倒されます。

市場は週7日稼働。久しぶりに花市場の熱気を感じられてとても楽しかったですが、この巨大花業界の花の一部だけでも日本に出荷されると日本の相場が左右されそうな勢いなので、少し恐ろしい感じもいたしました。

 

相対市場バラの部

 

 

もう一つ面白かったのがライブ配信による一般消費者向け切り花販売でした。

売り子さんがライブ配信カメラに向かってひたすら花の特長などお買い得ポイントを延々としゃべっていて、それを見ている方が気に入ればポチっと購入します。

私が見せていただいた業者さんは、一人の売り子さんが6時間ぶっ続けで販売し、それを3交代で朝の7時から翌朝の深夜2時まで途切れることなく売り続け、週7日稼働です。

訪問したときは、いわゆる需要のローシーズンとのことでしたが、配信中のライブ動画の視聴者なんと140万人!でした。

 

ライブ配信で販売中

中国の花業界、そのスケールの大きさと元気さに圧倒されました。

 

■フラワーショー(コロンビア)

10月初め、コロンビアの首都ボゴタでプロフローラという花の展示会があり、訪問してまいりました。

2年に1度の開催なのですが、前回がコロナ真っただ中で開催されず、実に4年振りの開催だったので、待ちに待った世界中の関係者が集まり、大変盛況でした。

日本からも私達と同業の輸入会社のみなさんがたくさん来られていました。

コロンビアは世界でも切り花生産の多い主要国の一つで、大半がアメリカ向けに輸出されます。

最近の特徴は、花産業が一次産業から二次産業化しており、花束での出荷が過半数を占めるようになりました。

スーパーの店頭販売用花束を始め、ネットでのギフト、個人ユース用花束までがコロンビアで作られます。

個人向けに至っては、アメリカ国内の宅配伝票が貼付された状態でコロンビアから輸出されます。

今年に入って、コロンビア発各主要国向けの輸出が落ちていますが、東欧など新たに販路を広げることで全体として販売を維持しており、コロンビア花業界のバイタリティと底力を感じさせます。

 

アメリカ個人ギフト向け花束製作風景

 

■サルサダンス(コロンビア)

みなさんサルサダンスという踊りをご存じでしょうか? 

ラテン音楽の一つサルサに合わせ男女二人が密着して踊ります。

 

コロンビア人は小さい頃から親戚の叔父さん、叔母さんを相手に練習をしていて、みんなこのサルサが大好きで上手に踊れます。

今回7名の既婚のコロンビア人男女(40歳代~80歳代)にこのサルサダンスの相性は、生涯の伴侶を選ぶのに条件になるのかと質問してみました。

なんと7名中5名は大切な条件と回答。当初は冗談半分で訊いていたのですが、5名の方はそれぞれに大真面目にその重要性を語ってくれました。

50歳代カップルが“サルサダンスの相性が大切な結婚相手選びに関係するなんて馬鹿げているよ”と言った途端、横にいた50歳代女性が、“あんたたち何を言ってるの?ダンスの相性が悪い相手と一生暮らすなんて私は考えられないわ!”と言い始め、日ごろからいかにダンスを楽しんでいるか、ご自身の夫がいかにダンスが上手かを延々と聞くことになりました。

その気迫に私は圧倒され、これはもっと調査せねばとおおいに興味がそそられたのでした。

これをきっかけで別の場所でも追加4名、計7名からのヒアリングとなったのでした。

踊りが上手くなければそもそも結婚相手の候補にならないわね(40歳代女性)踊りの相性?ふふっ、そんなの当たり前よ(70歳代女性)など総じて女性が熱い一方、男性はそれを主張するのが恥ずかしいのか、色んな相手との浮いた話が派生するのを警戒してか、やや落ち着いた反応を見せるのでした。

みなさん、情感豊かで濃い人生を送っているなあと羨ましく思いました。

 

 

■まとめ

 

クラシックでは、大輪カーネーション、スプレーカーネーション供給にあたり、引き続き熱いハートの人たちの国コロンビア、エクアドルからの安定供給に磨きをかけてまいります。

引き続きご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。

 

ダンスを踊って夫婦円満、大切な人には記念日を無理やり作ってでも花束を。

季節の変わり目で体調を崩しやすいですが、みなさんご自愛ください。

花のあるクラシック


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