CLASSIC スタッフブログ Vol.214
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今週のブログは営業本部Nがお届けします!
どうぞお楽しみください!
■今年も暑かった夏
商品第2グループのNです。今年の夏もテレビやネットを見れば、○○市で過去最高気温を更新!とか熱中症に注意!など、私たちの気を引く言葉が毎日のように報道されていました。
気象庁によると、今年の7月の月平均気温は統計を開始した1898年以降の7月として、最も高くなったそうです。
さらに8月に入っても危険を感じるほどの暑さが続いたので、いつまでこの暑さが続くのだろうと思いましたが、お盆を迎える頃から相次いで発生した台風の影響か最近は猛暑を感じることも少なくなってきたように感じます。
しかし、先日息子の野球の試合を約3時間まったく日陰の無いスタンドで観戦していて、あまりの暑さに“野球どころじゃない!”と心の中で叫び、近くにあった自動販売機に駆け付けるも、甘いコーヒー以外売り切れという仕打ちを受けたばかりであり、「まだまだ油断できない…」と、ちょっとしたお出掛けでも水筒を必ず携帯するように心掛けています。
とはいえ、最近はトンボが飛び始めているのを見かけたり、夕方になるとヒグラシの声が聞こえたりして、秋は確実に近づいているのだなと感じます。昨年は秋が短く、11月になっても暑かった記憶があるので涼しくなるのはまだまだ先の話かもしれませんが…。
■ハリケーンとモンスーンの季節
私はフォワーディングを担当しているのですが、スペース確保の他に気にしていることがあります。
それはカリブ海の天気です。
所属する部署のメイン商品は南米産カーネーションですので、ハリケーンが発生していないか、今後ハリケーンに発達しそうな低気圧はないか、息子の野球の試合がある週末の天気と同じくらい気にしています。
私が毎日見ているのが、NATIONAL WEATHER SERVICEとHURRICANE CENTER and CENTRAL PACIFIC HURRICANE CENTERです。
地図上に今後発達する可能性のある低気圧に色付けされた印がつけられており、情報が日々更新されています。
例年7月から10月にかけてカリブ海周辺はハリケーンシーズンを迎えるのですが、今年は特にハリケーンの数が多くなると予想されています。
その根拠として考えられているのが、エルニーニョ現象の終息とラニーニャ現象の発生だそうです。
太平洋側でラニーニャ現象が起こると大西洋側では海水温が高くなり、低気圧の発達を促すとのことです。
6月に発生したハリケーン『ベリル』は最大でカテゴリー5※にまで発達し、中米からアメリカ南部まで猛威を振るい影響を及ぼしました。
※ハリケーンのカテゴリーは、風速に基づいて5段階に分類され(5が最大)、風速が高くなるほど被害の規模が大きくなる指標です。
また、コロンビアのエルドラド空港でも、例年8月末から発生する季節風が飛行機の運行に影響を与えることがあります。
飛行を許可されても重量を制限されることがあり、予定された飛行機から出発直前に降ろされてしまうこともしばしばあります。
その場合、出発地だけでなく経由地で接続を予定していた便もキャンセルせざるを得ない状況となるため、フォワーダーはスペースを取り直すために奔走することになります(南米から成田への直行便はありません)。
また、ただスペースを確保できればエアラインはどこでも良いという訳ではなく、輸送中の温度管理に信頼がおける事、遅延やスプリット*が少ない事などこれまでの輸送データや実績、経験を元に判断していますので、日々フォワーダーとの情報交換を密にし、最善策を選択しながら貨物を輸送しています。
※スプリットとは、単一の出荷が複数の便に分けて輸送されることを指します。貨物の重量制限やスペースの都合、スケジュールの理由などで、全ての貨物を一度に同じ便で送れない場合に行われます。
■お彼岸に向けて
既にお彼岸向けスペースは予約を完了しており、この後は出発日別の数量調整をしていきます。
上記のような気象トラブルも予想されますが、お客様からご注文いただいた商品の品質と納期を守りご迷惑を掛けぬよう努めてまいりますので、引き続きクラシックの商品をよろしくお願い致します。
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