CLASSIC スタッフブログ Vol.255
このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。
今回のブログは品質管理室からK・Sがお届けします!
■自己紹介
品質管理室 兼 商品第2グループ所属のSです。
普段は、商品第2グループの商品(南米産カーネーション、スプレーカーネーション)の入荷時の品質チェック、輸送中の温度記録チェック、到着後の日持ちテスト等、直接花を触る仕事をしています。
問題があれば、すぐに農園、フォワーダーと連絡をとり問題改善に努めます。
オンライン会議が一般的になったことで海外産地とのオンライン会議も定期的にあり、昔にくらべ、農園とのコミュニケーションは、とても取りやすくなりました。
日々産地と連携しながら品質向上に取り組んでいますが、お客様から届くクレーム画像を見ると、やるべき課題がまだまだ多いことを痛感します。
■道楽=趣味
近年始めた道楽は、生け花(池坊)です。
近所の図書館に行く途中のお店の窓に貼ってあった生け花生徒募集のチラシをみて、今の先生の所に通い始め、今年で4年目です。
生け花は学生時代、そして社会人になって最初の頃も習っていましたが、それからしばらくは相当のブランクがあり…気づけばあまりにも仕事だけ、それ以外の楽しみがない…という状況のなか、何か他のことをしようと一念発起。
生け花の先輩たちのキャリアはとても長く20年、30年以上、60年?以上思わせる方が多く、その継続力を尊敬します。
『やめようと思っても、止められないのよ』と、いわれていた先輩、素敵なシニア女性のコメントが印象的でした。
■初の 生け花展示会参加
先日初めて生け花の展示会に参加しました。会期 2月21日、22日。
会場は幕張のイオンモール幕張新都心のイオンホール。20日は、展示会に向けた事前生けこみです。
会社の休みを利用し、20日から生け花活動に専念しました。
参加して感じましたが、これは大人の真剣な文化祭でした。
前日の生けこみ会場は、作品作りの熱気、オーラにすごく圧倒された空間でした。
前日夜までの、仕事の課題のことは、考える余裕など一切なく、会場に向かう高速道路の運転から、作品完成するまで、ただただお花に没頭した贅沢な時間でした。
途中、お稽古の同期生の花とも(花友達)にランチに誘われ、彼女のメインの趣味である油絵の展示会出展の話を聞き、職場と全く違う環境、人、話題で100%気分転換できました。
さて、今回の展示会で特筆したい、感動1つめ。それは初日21日の朝のご巡視。
京都の池坊本部の、超VIP来賓、池坊事務総長(次期家元のご主人)が、参加者約120名、すべての作品を見て、作者にお言葉をかけていただくこと。
超VIP来賓の為、上級クラスの方々は正装、着物着用。私も先生から、当日のドレスコードを事前に聞き、ジャケット着用、いつもよりオシャレ度アップ。
着物姿の方が多くおられ、会場の晴れの舞台の華やかさが、倍増していました。
作品を多くの方に見ていただくという晴れの舞台、そして着物姿や晴れ着の人たちに圧倒され、本当に素敵な時間と空間でした。
自分で着物を着れるのはいいなと、じっくりと着付けも習いたいと思った瞬間です。
私の先生も普段着の先生とは全然ちがい、着物姿が本当に綺麗で、先生から『一緒に作品の前で写真を撮りましょう。』と声をかけていただきました。生け花の晴れの時間です。
事務総長から頂いたお言葉は、「作品をみるとこちらが楽しくなります。お花はそれが大事です。」
私からは、使った花材の説明をして、桃だけ国産で、他花材はすべて自社輸入しているお花であること、そしてその生産国をご紹介しました。
ほとんどすべてが輸入品であることに驚かれておられましたが、『会社でも、このお花の楽しさを伝えてください』とお言葉を頂戴しました。
2つめの感動は、同僚や、元同僚が会場にきてくれたことです。
元同僚には、郵送でチケットを送っていたものの、当日くることの連絡がなかったので、会場でその同僚の横顔をみて、久しぶり(10年ぶり位以上?)に会えた喜びと嬉しい驚きで涙がでるほど感動しました。
その元同僚は草月流をかなり長く続けています。短い時間でしたが、カフェランチでお喋りを楽しみました。
また同僚3人の突然訪問も、とても嬉しかったです。
こういう展示会に出展する側の立場に初めてなって、自分を訪ねてくれる方、友人がいて、幸福感に満ちる、幸せな1日となりました。
3つめの感動は、花ともができたことです。
今までの月1回の千葉での研究会お稽古で、挨拶程度の話はしていた方と、もっと親しく話ができるようになったことです。
このやや大変な展示会作業を一緒に乗りきったことが、距離感を縮めてくれたのだと思います。
4つめの感動は、当日会場にいる方々の会話を聞いていると、幸せ気分が増し増しになったことです。
作品を見ながら、このお花のこの部分が素敵とか、この枝の線が美しい、綺麗、可愛いなどなど、どれもポジティブな言葉と表現ばかり、ネガティブ(負)なところがないのです。
会場は幸せオーラが沢山あり、その言葉に自分も幸せになります。
5つめの感動。
クラシックで取り扱っている商品、グリーンボールを褒められたこと。
先生から、他の方が使っているものより、私の使っているコロンビア産のグリーンボールは、小ぶりでも、ふっくら綺麗はドーム状になっていて綺麗!と称賛いただきました。自社の大切な商品を褒めていただくのは嬉しいです。
■お花は楽しい!
晴れの舞台、展示会がおわり、日常の生活に戻り、少し気が抜けている感じです。
いつものように、週1回のお稽古通いと、仕事です。 事務総長に頂いた、『お花は楽しい』を表現できるようにお稽古と、仕事、ともども精進しようと思います。
当日の画像数点をご紹介します。
今回は先生クラスの超上級の方たちばかりでご紹介できなかったどの作品もお手本級ばかり。
2日間、終日会場にいても、見飽きない作品ばかりです。 次に参加することあれば、 10年後…… 2036年!
■当日の画像ご紹介
桃は成田の花店で購入し、ヒペリカム(ケニアまたはエクアドル産)・グリーンボール(コロンビア産)・白デンファレ(タイ産)は社内のリパック後や日持ち試験後の花を使用、花器は実家にあった母のものを用いました。
会場の暖かさと照明の影響で2日後には大きく開花し、デンファレの垂れやヒペリカムの葉枯れが出たため、朝に4か所差し替えを行いました。

先生の作品は、ボケと白玉椿を京都の花店から取り寄せたもので、花の準備の大変さを実感しました。
高位の先生は木製の名札で、私はアクリル製とその差に驚きました。
こちらは剣山を使わない「くばり」という花留め方法で生けられています。

作者の先生の解説を受け、さらに感銘を受けた作品です。
右が亀、左が鶴の花器で、鶴はくちばしのように先端が細く、亀は足先が出て動き出しそうな造形。
亀の器を鶴より前に置くのは、鶴亀という吉祥の意匠に基づく伝統的な構成によるものだそうです。
また、祝いの象徴である紅白を用い、左に赤花、右に白花を配しています。

業者が作る看板でなく、書で書かれた縦看板。素晴らしい!

このような展示会は、10年に一度開催。
70年もこの支部(千桜会)が継続がされることは素晴らしいことだと思いました。
新しく学ぶ方が減っているという現状が寂しくはありますが、こうした節目の舞台が次の世代へとつながるきっかけになればと願っています。
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