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輸入切花専門商社 株式会社クラシック

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CLASSIC スタッフブログ Vol.150

2023.05.08

このコーナーでは、クラシックの社員が自分の仕事を通じて気になったこと、面白かったこと、お客様にお伝えしたいこと…などなどを気ままに発信していきます。

今週のブログはロジスティック本部の木原お届けします!

どうぞお楽しみください!


 

 

■植木鉢の再利用

うっかり割ってしまった植木鉢を捨てるのが忍びなく、ネットで使い道を調べた。

 

「寄せ植え」で利用すると、鉢単体で植えるよりも、高低差が出しやすく、立体的な仕上がりになるとあった。

 

ものは試しで、セダム類をメインに植えて見たのだが、間仕切りがある事で植えやすかったし、なんとなくメリハリをつけやすかった。伸びすぎた部分はこの前カットしたのでさっぱりさせたが、下の写真は約10カ月経った姿。

 


 

「割れた植木鉢」といっても、そんなに沢山はない。 せいぜい2鉢程だ。

それも丁度良い具合に割れてくれるわけでもないので、思うようにフィットしないこともある。

だが丁度良い事に、私の家には、割れたり、欠けてしまった和食器が、後生大事にとってあるのだ。

 

気に入って手に入れた器はどれも捨て難く、「いつか金継ぎ(※)を習得して、必ず復活させる」つもりでため込んでいたのだが、金継ぎ教室にも未だ申し込んでおらず、ストックは増える一方。

それらの中から適当な物を選びだして、そのまま、あるいは、丁度良いサイズに更に割って使う。

もともと土から生まれた物なので、悪目立ちもせず、植物とも馴染んでくれる気がしている。上述の寄せ植えにも一部陶器のかけらを土止めに使っている。

 

下の写真、元はコーヒーカップ。けっこう派手な割れ方のように見えるが、最初は持ち手が欠けただけの軽傷のカップ。 私が底に孔をあけようと、力を入れすぎ、 「めりっ」 と 亀裂が入ってこんな割れ方になってしまった。 

 

仕方がないので、先日浅く土を入れ、先ほどの寄植えの一部を移植して様子をみている。うまくいけば「もっさもさ」に育ち、カップから こぼれ落ちてくるのではないかと期待している。

あるいはタイミングをみて苔用の器にしても良いかもしれない

 

※注:「金継」欠けたり割れたりした器を、漆を使って修復する伝統的な技法のこと

 

 

■心を入れ替えて

恥ずかしい話しだが、植物をうまく育てる事ができないまま、この歳まで来てしまった。(唯一ミディ胡蝶蘭だけが、枯れずに5年以上一緒にいる位)。 

このままで良いはずがなく、「手に入れた植物を枯らさず、ずっと育て続けてみよう」と去年の秋一念発起した。

私は何を育てたいか?  

いろいろ考えて、多肉植物の本で紹介されていた「リトープス」と「ハオルチア」などの南アフリカの砂漠に生きる植物を選んでみた。

 

「リトープス」は地面に埋まって、強烈な日差しと動物から身を守るために、「石に擬態」したといわれる。「石に擬態?」で既に興味津々だが、この植物は「脱皮」するとあった。植物なのに「だっぴ」って、この目でどうしても見てみたい。

 

 

 

 

ハオルチアには、「窓」と呼ばれる 透明な葉の部分があり、水晶のような写真に魅かれた。 

なにより、植物の形状を表現する時に、「窓」という言葉が使用されているのも素敵だ。

 

 

 

どちらも湿気を嫌うとあったので、

-週間天気予報を確認し、晴れ間が続く時に潅水し、

-水を遣った日は扇風機を回し、鉢が乾きやすいようにし、

5℃を下回る夜は、室内に取り込み、日中はせっせと陽に当てた。  

 

ずぼらな私としてはかなり頑張ったほうだ。

その甲斐あってか、リトープスは全部脱皮し、 ハオルチアにも花が咲いた。

5月以降は遮光と湿度調整が重要となるらしいので、母の日が過ぎたら DIYで真夏対策の遮光棚を作るつもりだ。いずれ屋外用扇風機も必要になる。

 

(限りはあるが) 時間と手間をかけて手持ちの植物をお世話して、株分けできる位になったら、ストックしてある中からぴったりの器を見つけて、マリアージュさせたい。 

最近、めっきり出番が減った器も、ベランダデビューをさせる事にしよう。


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